●傷だらけの男たち2007 / 07 / 26 ( Thu ) No. 73
Confession of Pain
観た日 2007-07-11 トニー・レオンと金城武の共演、役どころは警察官、しかも上司と部下という関係。監督は『インファナル・アフェア』のアンディ・ラウ。とくれば「濃密」な描写ありや?と期待して行ったのだが、どうも不完全燃焼だった。 恋人に自殺された刑事のポン(金城武)は今はアル中の私立探偵。上司のヘイ(トニー・レオン)はそんなポンを見守りながら、自身は富豪の娘と結婚し幸せな生活を送っていた。しかし娘の父が何者かに殺され、警察の捜査を信じられない彼女はポンに独自の調査を依頼する。やがて殺人者の手は彼女にまで伸びてくる・・・。 最初から殺人事件の犯人が誰か、見るものには知らされる。問題は何故彼が殺したのか、という理由、事件の背景だ。そしてその理由が解明されたとき、犯人がどんな言葉を発するのか。追及者であるポンとどのように対峙するのか。この殺人事件をめぐるエピソードの積み重ねに関してはまあOKだ。しかし肝心の男2人の関わりが希薄で肩透かしをくらったような感じだ。物足りない。 問題はポンの恋人が死んだことと、今回の連続殺人事件が交差しないことだ。もしポンの恋人が死んだ事件にヘイが関わっていたら、そこにもっと因縁めいたものが加わり、ジレンマや葛藤がいっそう深くなっていただろうに。2人の人生は別々に進んでいくだけで、深く交わらない。毎週のように会い、お互いの出来事を報告し、酒を飲んだり卓球をしたりしながらだらだら続いているだけだ。ヘイの妻、ポンの新しいGFがからんで、これは恋愛映画なのか、ハードボイルドなのか。男同士の火花散らす色気の競い合いを期待していった身には中途半端としか言いようがなかった。 トニー・レオン。内部の感情が死んでいるような虚無を漂わせるヘイを淡々と演じていた。ラストのエピソードはちょっとショッキングだった。そうくるか・・・。 金城武。白いシャツがどこまでも清潔な男である。しかしアル中演技は無理がある。神に祝福されたような容貌と肉体がそれを許さないのだ。いくら飲んでも酔えない、それゆえの苦痛、というやつを演じて欲しかった。 ≫≫ トニー・レオン/インファナル・アフェア ≫≫ トニー・レオン/2046 ≫≫ 金城武/ターンレフト・ターンライト
category : [Films] Screen 2007
COMMENTS OVERVIEWby good child トニー・レオンのファンにはすまぬ。
今回のトニー、眼鏡キャラなんだけど、 ものすごく、そこはかとなく八嶋智人に似てたの・・・。 途中からそのイメージがくっついてしまってまいりました。 許せ、トニー。 |
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トニー・レオンのファンにはすまぬ。
今回のトニー、眼鏡キャラなんだけど、 ものすごく、そこはかとなく八嶋智人に似てたの・・・。 途中からそのイメージがくっついてしまってまいりました。 許せ、トニー。 |
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