アラン・ドロンがカンヌの名誉ゲストに

いよいよカンヌ映画祭開幕。名誉ゲストとして招待されたアラン・ドロンのコメントがオフィシャル・サイトの英語版に載っていた。「親愛なる友ベベル(ジャン・ポール・ベルモンド)と一緒でないのが唯一残念なことです」としめくくっていた。これには落涙。ドロンとベルモンド。60年代〜70年代のフランスを代表する2人。本国ではベルモンドの評価が高いが、日本ではその美貌ゆえ、ドロンが圧倒的な人気を誇っていた。今の“ヨン様”みたいな感じかな。ハリウッドに押されて退く一方のフランス映画界。その最後の砦だった2人。並んでレッド・カーペットを歩いていたらさぞかし、だっただろう。残念。

肝心の映画作品のほうはどうだろう。コンペ参加の河瀬直美『殯の森』、松本人志の『大日本人』。日本映画がこれではさみしい。国際的に見ても今年はさみしい。60周年という記念すべき区切りなのに、話題作があまりない。タランティーノ、マイケル・ムーアも参加しているが初回のようなインパクトはない。喧々諤々、賛否を呼ぶ話題作がないのでどうも盛り上がりに欠ける。日本のメディアでの取り上げ方も『バベル』での菊池凛子熱とは比べ物にならない。1本1本の作品ももちろんだが、映画界そのものをもっと開拓し盛り上げていこうという気概はないのかな。思わずグチってしまいそうな寒さである。

とにかく動向チェック。
≫≫ カンヌ国際映画祭オフィシャルサイト
tags: カンヌ
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