宇宙戦争

War of the Worlds

その徹底した破壊、徹底した殺戮、自虐的なまでにアメリカとアメリカ人を掃討しつくし、アメリカ人を「一瞬だけ」青ざめさせた映画だ。 しかしWAR OF THE WORLDSと言いながら舞台はやっぱりアメリカのみ。他の世界都市はセリフでさっさと片付けられた。(・・・sigh)
公開前の試写会をヨーロッパでやるのに、記者連中に「内容を書くな」とか高飛車な要求を出して試写会を一部ボイコットされたスピールバーグ。見終わって思ったこと。「もったいつけるほどか。」 だって『サイコ』じゃないんだからさ。結末も原作と変わらんし、1953年版と骨子は同じ。違うのは金をかけまくったSEとその驚異的な技術。これだけの金を「普通の」映画に回したらいったい何本制作できるんだろう?しかし「何様」と言われようが確かにスピールバーグにしか撮れない映画でもある。同じ金をやるからお前やってみなと言われてもできんもんな。
冒頭、地下から得体の知れない物が姿を現すシーンなど、日ごろから巨大地震の恐怖感を煽られている身にしてみれば、「大きな地震ってこういう風に起こるのかもしれない、こういう風に道路が割れて窓が割れて、ビルが破壊されて・・・よく見ておかねば。これはシミュレーションだ」と目が釘付けになるほどだった。気に障るらしいダコタ・ファニングの絶叫と小ざかしさも許せた。トム・クルーズの「父親」ぶりに年月を感じ、成熟も感じつつ、説得力あるその演技に感心したりもしながら最後まで引っぱられた。「大阪で何体かやっつけた」というセリフには「なんで大阪やねん」と突っ込みさえ入れた。

だけどやっぱり見終わったら「はいそれまでよ」なんだ。つまらないと言ってるんじゃない。こういう映画なんだ。USJのアトラクションと同じなんだ。だから「思いっきり楽しんでくれ!楽しんだらどんどん友達に話してくれ」でいいじゃないか?それともネガティヴなレヴューがこわかったのだろうか?なんせ取らなきゃならない元が莫大だからね。入りに影響するような「おもんない」レヴューは排除するのみ。(ちょっとシニカルすぎる?)

―とにかく、見た後は「アリ踏み潰すのやめよう」と思った。

話は変わるけど、今度9・11をテーマにした映画が制作される。監督はオリバー・ストーンに決定。とほほ。淀川さんが地下で泣いてるよ。
category : [Films] Screen 2005
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アイランド top 「交渉人」「エルヴィス」にあの俳優が

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