ウォーター・ホース

The Water Horse Legend of The Deep
観た日 2008-02-13

子供とネス湖の怪獣の話。ストーリーの根幹はよくある「孤独な子供と動物の話」で新しいものはなにもない。しかし特殊技術は素晴らしい。水中生物であるネス湖のモンスターが犬かアヒルのように感じられるほど、当たり前のようにそこにいるのだ。普通ではないことを普通に何の違和感もなく見せているこのテクニック。これには降参。しかしモンスターの造形には不満があった。ツノがあり(かたつむりのような)、どうも「シュレック」に似ていて気に入らなかったのだ。

ストーリーは「フリー・ウィリー」だし、思春期以前の少年が主人公なので、屈折がなく、そこがひねくれた大人には物足りないのだ。もっと大人の話にしたほうが良かったと思う。ネッシーに夢中になっているのは実際大の大人なんだから。

主人公のアンガスを演じる少年、そばかすだらけだが、実に愛らしい。彼を取り巻く大人たちも節度ある演技だ。母アンのエミリー・ワトソン、父チャーリーにクレイグ・ホール、少年の理解者にベン・チャップリン、 そしてアッパー・クラスの指揮官クライドにビル・ジョンソン。

後はスコットランドの風景。これはもう涙が出るくらいきれいだった。ただし、一部ニュージーランドでのロケらしいのだ。最近ではスコットランドもすっかり俗っぽくなってしまったのだろうなあ。ネス湖の周りには観光客が押し寄せ、ロケどころではなさそうだ。

「景山民夫が見たら何ていうかなあ」というのがこの映画を見る動機だった。言いたいことはさておいて、「二ッ」と笑っただろうな。
category : [Films] Screen 2008
edit No.101 | trackbacks (0) comments (0)

COMMENTS OVERVIEW

close ▲
カンヌ映画祭 top 28週後

comments

post your comment















管理者にだけ表示を許可する

Trackback

この記事のトラックバックURL


http://pukkagallery.blog75.fc2.com/tb.php/101-cd531d72