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デイヴィッド・キャラダイン

自然死ではない、という。
意図的な、あるいは事故的な要因での死。
自殺、と報じられたときには、あの深遠な「燃えよ!カンフー」のケインを思い出した。
エスカレートしたセックス・プレイによる事故死、と報じられたときには、あのキャラダインまでもが?と悲哀を覚えた。
殺人、とマネージャーが訴えたという記事には「キル・ビル」の因縁を感じた。
いずれにしても奇異で、ミステリアスな最期だった・・・。
category : [Obituaries]
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幸福の1ページ

Nim's Island
観た日 2008-09-10

ジョディ・フォスター演ずる引きこもり・潔癖症の冒険作家が、南洋の孤島にひとり残された11歳の少女ニムからの「ヘルプ」メッセージを受け取り、一大決心して部屋を出て、彼女を救出に、長い道のりを踏み出す。都会育ちの作家が、孤島で暮らす少女を助けに行く、という都会VSアウトドア的映画かなと思っていたらハズレだった。

ジョディ・フォスター目当てで見た映画だったが、主役は子役のほう。
児童文学が原作であり、映画もその趣旨で製作されている。
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category : [Films] Screen 2008
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カンヌ映画祭

昨年の盛り上がりに比べて地味だったカンヌ。
いつ始まっていつ終わったの?
ニホン・メディアもメジャーどころはほとんどスルーって感じ。
アンジェリーナ・ジョリーが双子を妊娠中、という楽屋ニュースは世界をかけめぐったけれどね。

小粒な作品が多かった、という中、老舗の「インディ・ジョーンズ」が結構点をかせいだらしい。
小粒ながら深い作品、についてはあまり伝わってこない。バイヤーさんたち、頭抱えてるだろうな。買いたい、しかし入らないだろうことは充分予想できてしまうジレンマ。
tags: カンヌ
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ウォーター・ホース

The Water Horse Legend of The Deep
観た日 2008-02-13

子供とネス湖の怪獣の話。ストーリーの根幹はよくある「孤独な子供と動物の話」で新しいものはなにもない。しかし特殊技術は素晴らしい。水中生物であるネス湖のモンスターが犬かアヒルのように感じられるほど、当たり前のようにそこにいるのだ。普通ではないことを普通に何の違和感もなく見せているこのテクニック。これには降参。しかしモンスターの造形には不満があった。ツノがあり(かたつむりのような)、どうも「シュレック」に似ていて気に入らなかったのだ。

ストーリーは「フリー・ウィリー」だし、思春期以前の少年が主人公なので、屈折がなく、そこがひねくれた大人には物足りないのだ。もっと大人の話にしたほうが良かったと思う。ネッシーに夢中になっているのは実際大の大人なんだから。

主人公のアンガスを演じる少年、そばかすだらけだが、実に愛らしい。彼を取り巻く大人たちも節度ある演技だ。母アンのエミリー・ワトソン、父チャーリーにクレイグ・ホール、少年の理解者にベン・チャップリン、 そしてアッパー・クラスの指揮官クライドにビル・ジョンソン。

後はスコットランドの風景。これはもう涙が出るくらいきれいだった。ただし、一部ニュージーランドでのロケらしいのだ。最近ではスコットランドもすっかり俗っぽくなってしまったのだろうなあ。ネス湖の周りには観光客が押し寄せ、ロケどころではなさそうだ。

「景山民夫が見たら何ていうかなあ」というのがこの映画を見る動機だった。言いたいことはさておいて、「二ッ」と笑っただろうな。
category : [Films] Screen 2008
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28週後

28 Weeks Later
観た日 2008-01-23

『28日後・・・』の続編(あるいは姉妹編)である。ロンドンで発生した最強の「レイジ・ウィルス」はまたたく間に全英に拡がっていた。キラー・ウィルス発生当時海外にいて難を逃れた人々が帰国を許され、廃墟となったイギリスにもどってきた。ロンドンではドックランドの一画に隔離された居留地が作られ、生き残ったわずかな人々が軍隊に守られつつ、配給に頼りながら生活していた。スペインにいた姉タミーと弟アンディが帰国し、父ドンと再会を果たす。

さらに死んだと思われていた姉弟の母アリスが生き残っていたことがわかる。彼女は特異体質でウィルスに感染しても発症しなかったのだ。アリスに会うためドンは隔離されている彼女のもとに忍び込んでいく。

ドンは田舎の家に隠れていたところを感染者に襲われ、助けを求める彼女を見捨てて自分だけが逃げ延びた、という後ろめたさがあった。その許しを請い、和解のキスをするのだが・・・キャリアであるアリスの唾液が媒介となって彼はウィルスに感染、あっという間に発症する。このシーンが怖かった。彼はたちまちゾンビと化して、彼女を襲うのだが、彼が感染した、と知りその苦しむ様を見る彼女の表情。わずかに笑っているのだ。それは自分を見捨てて一人逃げた彼に対する復讐ではなかったのか。

沈静化していたレイジ・ウィルスは彼を新たな感染源にあっという間に居留地に拡がり、人々がパニックに陥る中、軍隊は感染者一掃のため全員射殺を実行する。

わずかに生き延びた数人の中に姉と弟がいた。弟が母の遺伝で感染しても発症しない特異体質であることがわかり、ワクチン開発の希望が見えた。彼を無事にイギリスから連れ出し、識者の手に委ねようとする。

******

人間的な葛藤が入り込む余地もないほど、ゲーム感覚で人間が死んでいく。感傷や悲しみに浸る時間もない、その刹那的な、生存願望。その元凶である「RAGE」に警鐘を鳴らす、というのがテーマではあるのだが、それはワキに押しやられ、二番煎じのゾンビ映画になってしまった。「28日後」では設定の斬新さがあったが、今回は救いがなかった。「人類」を描くには規模が小さいし、個人の葛藤を描くにはウィルスのインパクトが強すぎる。

しかし、ロンドン・ロケはまたしてもわくわくした。人気のないありふれた住宅地、ドックランド、爆弾でブッ飛ぶグリニッジ天文台などなど。

それからもう1つ。
ドックランドのキャンプで生き延びた数人の中に「サム」という青年がいた。ひょろっとした金髪の青年。このサムを演じているのがレイモンド・ウォリング Raymond Waring 。鴻上尚史の『ロンドン・デイズ』や『ドン・キホーテのロンドン』に登場するギルドホール音楽演劇学校でのクラスメイトのひとりで、彼の顔をスクリーンに発見したときには思わず「あっ」と声を上げてしまった。自分の知り合いが映画に出ているような、興奮を感じずにはおれなかった。レイモンドのおかげで、この映画の価値が(個人的に)少し上昇したように思う。
(*「ロンコール村出身のレイモンド」については上記鴻上尚史さんの著作参照のこと。)
category : [Films] Screen 2008
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アース

Earth
観た日 2008-01-16

BBC制作「プラネット・アース」の劇場版。『ディープ・ブルー』の姉妹編。しかし「ファミリー向け」に構成してあって、そのストーリー仕立てがどうもむずがゆい。けなげなゾウの子供や愛くるしいホッキョクグマの親子、ザトウクジラの親子。子供にはわかりやすいだろうが、その作為が教条的で素直に感動できないのだ。

しかし高所での空撮、とくに河の流れに沿って鳥瞰しつつ下り、最後に真下に滝を見ながら飛び出す、という流れは素晴らしかった。恐怖と同時に、わくわくするような興奮を与えてくれる、新手のジェットコースターに乗っているような映像なのだ。モーターパラグライダーでの空撮は、ヘリコプターやセスナでは実現できない浮遊感とスピードを経験させてくれる、ヒトにはそなわっていない三次元の感覚だ。自分の手でさわれそうな、すぐそこにある高所の風景。実にスリリングだった。

はるか地上を見晴るかす視線。同時に、その地上で何が自然に対して行われているか、地面を這う昆虫のような視線で見ること。地球の自然環境を守るためにはヒトの視線で見ていてはだめなのだと思った。ヒト以外のものの視点から考えてみること。そうすれば今何をするべきか、何をしてはいけないか、わかってくると思った。

語り手は渡辺謙。悪くないが、英語版ではパトリック・スチュアートなのだ。そちらのほうでも見たかった。
category : [Films] Screen 2008
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